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家計調査からわかる魚介類の「本場」

2015/02/27

総務省による2014年の家計調査のデータが1年分そろいました。と言ってもぜんぜん身近に感じられないかもしれませんが、この資料をもとに毎年ニュースで取り上げられるのが「餃子の街・日本一はどこか」ということ。これならピンと来ますよね。

「1年間に餃子を購入する金額」で一時は15年連続日本一を誇っていた宇都宮市。しかし2011年・2012年には静岡県の浜松市に王座を奪われてしまいます。それでも一昨年2013年、3年ぶりに王座を奪還し「餃子のまち」として王座防衛に燃えていた宇都宮市でしたが…残念ながら2014年は再び浜松市にその座を譲りました。

といってもこのデータ、コンビニやスーパーで売っている餃子の購入額だそうで、外食や餃子屋さんからの持ち帰りはカウントされないこと、数量ではなく金額であること、さらに今回はわずか179円の差であることなどから、どちらが本当の1位なのかを厳密に確定するのは難しいのかも知れません。

とはいえこの両市が3位の京都市を大きく引き離している(浜松4,361円 宇都宮4,190円 京都2,780円)ことを考えると、浜松市と宇都宮市が「餃子の街」として圧倒的な実力を誇ることに間違いはありません。

さてこの家計調査では「品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(平成23年(2011年)~25年(2013年)平均)」というのも併せて発表されています。ある品目の年間平均購入額等について全国の主要都市をランキング形式でまとめてあるので、「食べ物と地域」についていろんな特徴がわかります。

このコーナーでは昨年も「ギョーザ日本一は宇都宮。じゃあシュウマイは?」という記事で食べ物と地域について「納得の組み合わせ」「意外な組み合わせ」をご紹介しました。そこで今回はまた別の切り口から検証してみようと思います。

「文句なしの上位」を見る

この「品目別都道府県(中略)ランキング」で発表されているものの中には、データが「金額だけのもの」と「数量と金額が両方発表されているもの」があります。同じ品目について数量のランキングと金額のランキングが違う場合はどちらを優先すればいいか戸惑ってしまいますが、数量・金額とも上位の顔ぶれが同じ「文句なしの上位」もあるんです。今回はそんな品目と都市は何かを「魚介類」で探ってみました。

人気の魚介類はここが「本当の本場」だ

日本人の大好きな「マグロ」は数量・金額ともに上位から静岡・甲府・浜松の順(以下すべて数量・金額に共通する上位順)です。静岡県の焼津港や清水港はマグロの水揚げ量で日本を代表する港ですから、静岡と浜松には納得です。

海のない山梨県の甲府が堂々の2位なのは不思議に思われるかもしれませんが、山梨県は日本を代表する「マグロ大好き県」なんだそうです。古くから静岡県との間で河川による流通ルートが確立されており、取引が盛んだったことも大きな理由でしょう。

日本の魚の代表選手「鯛」は北九州・佐賀・熊本の順。九州は鯛の漁獲量が多く、「鯛茶」「鯛めん」などが名物となっているところも多くあります。刺身よし、焼いてよし、炊いてよしの鯛を九州で味わい尽くし「鯛」ですね!

「ブリ」は富山・金沢の順でした。富山県氷見のブリを筆頭に、寒い時期に北陸で食べるブリはそれまでに食べたことのあるブリとはまったくの別物でした!あのおいしさは絶対に忘れられません…。

「カニ」は鳥取・金沢・福井の順。鳥取県では「松葉ガニ」、石川県では「加能ガ二」、福井県では「越前ガニ」と呼ばれるのが冬の味覚の王者・ズワイガニ。この県庁所在地3市が堂々の揃い踏みです。冬の間にぜひ一度本場のズワイガニを食べてみたいのですが、ことしもその夢はかないませんでした…。

近畿地方が全国を引っ張るのは

今回のなかで意外だったのが「えび」でした。これはどこの都市が登場するかというと和歌山・奈良・堺・大阪の順でした。もちろん数量も金額もです。昨年の発表時にはトップの和歌山ご当地でも「和歌山が日本一だって知ってた?」と報じられたぐらいで、「自覚」さえないのかも知れません(笑)。面白いですね。

家計調査からわかる食べ物と地域の面白い関係は今後もいろいろ検証していきたいと思います。お楽しみに!

※ 2007年4月1日現在で政令指定都市であった都道府県庁所在市以外の都市(川崎市、浜松市、堺市及び北九州市)

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