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知っトク!お金まるわかり

金曜日は3時で帰ろう。「プレミアムフライデー」

2016/09/09

政府と、経済三団体のひとつ経団連が「プレミアムフライデー」構想を検討しています。

具体的には「月末の金曜日は午後3時に仕事を終わらせて、夕方は買い物や旅行などへ出かけよう」というプレミアムな(?)計画。それに合わせて流通業界や旅行業界、外食産業などが連動イベントを開催することで個人消費をより活性化させようという狙いです。

政府は「2020年をめどにGDPの600兆円実現」という目標を掲げています。経団連はこれを達成するためには現在300兆円の個人消費を360兆円に引き上げることが不可欠と見ており、そのための施策のひとつとして政府と経団連がこのプレミアムフライデー構想を打ち出しました。

本当に帰れるの?

予想通りというか当然というか世間からは「3時になんて帰れるわけがない」「その分ほかの日に残業することになる」「大企業じゃなきゃ無理」という声が続々。

さらに「もしウチの会社で“表向き”実行することになっても、3時にタイムカードを押してそのまま仕事を続けるだけ」「ウチなら翌日の土曜に出勤だ」「ウチならそもそもスルー」という声。また「月末の金曜日なんて忙しいに決まってるのに何言ってんだ」という「そもそも論」も噴出しています。

一斉に早く帰る日を設けるより「ふだんの残業を減らす」「有給消化を義務化する」を実現可能にするための公的かつ具体的な社会システム構築の方が先決だというのも、もっともな声ですね。

イベントだけ?

仮に月末の金曜午後3時に帰れたとして「何をするか」はそれぞれの自由ですが、プレミアムフライデーの主目的である「個人消費の活性化」のために政府・経団連は「早い時間での退庁・退社に合わせて夕方に流通業界や旅行業界、外食産業などが連動してイベントを開催する」とのこと。

イベントと聞いてもなんだかぼんやりした印象ですが、実はこれ、「流通業界には商品価格を引き下げる『セール』への抵抗があることを踏まえ、イベントによる消費喚起を前面に押し出していく」んだそうです。セールはしないわけですね、お金をどんどん使ってもらうには「弱い」ような気がするのですが…。

覚えていますか?「ゆう活」

「早く帰ろう」と言えば、昨年から「ゆう活」というキャンペーンが始まっていることを覚えていますか?「ゆう活」とは「日本版サマータイム」のようなもので、日の長い夏の間は勤務時間を朝型に前倒しして明るいうちに仕事を終え、夕方の時間を有効に活用しようというものです。

まずは霞ヶ関の省庁が先陣を切って夏季の勤務時間を1時間から2時間前倒し。国家公務員51万人のうち、危機管理に携わる職員や交替制勤務の職員を除く22万人が参加し、確実に実施するよう7月以降は各省庁の幹部や大臣が「見回りをする」と言っていましたが…。

もちろんサマータイムも金曜日の3時上がりも、ほかにしわ寄せがいかない形で実現したらこんなに素敵なことはありません。これを本気でやってみようという日本になってほしいですね!

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