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知っトク!お金まるわかり

タワーマンションは大変だ?

2016/11/18

先月から始まったTBSドラマ「砂の塔」。マンション住まいの筆者も毎回驚かされる展開です。

東京の湾岸エリアにあるタワーマンションに住む主婦を演じる菅野美穂さんが主役で、松嶋菜々子さん、岩田剛典さん、横山めぐみさんらが共演する金曜ドラマです。

物語のカギのひとつは菅野さん、松嶋さん、横山さんが住むのが地上40階を超えるような「タワーマンション」であること。最近ウワサの「マンションカースト」の実態(?)がストーリーにちりばめられています。

付き合いが大変?

東京の中でもさらに人気の高い湾岸地域のタワーマンションともなるとかなりの高額ですから、「お金持ち」も多いはず。ドラマの中でも主人公はマンション内のイベント用スペースで開催された「歓迎パーティーのゴージャスさ」に驚いたり、「ママランチ会(強制参加)の会費が高額」なことに目を白黒させたりしていました。

もっと厄介なのがそれらのパーティーやランチ会の「幹事をやらされる」こと。料理の手配や飾りつけ、お店の選定にも「センスを問われる」のです。

盲点なのが「ゴミ出し」。「たとえゴミ出しでもちゃんとメイクをすること」が暗黙の了解となっているのは、だらしない格好やすっぴんで出歩かれると「マンションの品位を損ねる」から。大変ですね…。

高層階の方がえらい?

また、タワーマンションならではの特徴として描かれているのが「高層階に住む人ほど位も高いとされる」ということ。40階建て超ともなると高層階専用のエレベーターがあったりして、例えば「右のエレベーターに乗るのはお金持ち、でも左は…」というようにハッキリわかってしまうという描かれ方です。

マンションカーストの最上位にいるボス、「最上階に住む社長夫人」はことあるごとに「だから低層階の方は…ねえ…」的な発言をし、周りでうんうんうなずいている「取り巻き」のママたちも「ボスに嫌われたら子供まで仲間外れにされる」と必死の笑顔。怖いですね…。

もちろんこれはドラマです。なり大げさな表現になっているのは間違いないと思いますが、このドラマで描かれているタワーマンション像が極端すぎて「湾岸地域のタワーマンションの資産価値が下がる」という苦情まで出ているんだとか。土地のない都心部は新築となると湾岸地域にタワーマンションを建てるしかないぐらいなのに、せっかくの人気が落ちてしまっては困りますよね。

高層階は価格が高い。なのに…

さて、実際問題としてマンションではだいたい「各階の同じ位置にある部屋は床面積が同じ」ですが、購入時のお値段は「高層階ほど高額」なのが常識。主な理由は「景観がいい」ことでしょうか、とにかく上の方が高いので同じ床面積でも「3階」と「40階」ではお値段もかなり違ってきます。

しかし、実を言うと3階でも40階でも同じ床面積なら「固定資産税は同じ」です。マンションの場合は「全体の価値のうち、自分の持ち分(つまり床面積)に応じた分だけ」が基準になるからです。

ちなみに相続税の計算をするときも固定資産税を計算する時と同じ数字が元になるので、高層階の場合は「資産価値は高いのに、相続税は他の階と同じ」つまり「資産価値に対して税金が割安になる」という現象が起きます。これを「タワーマンション節税」などと呼ぶそうで、これを目的に高層階の部屋を買うお金持ちがいるのです。

そのため固定資産税や相続税の対象となる評価額に関して「高層階は高く、低層階は安くしよう」ということが検討されています。相続税そのものがわたしたち庶民にはあまり縁のない話ですが…財産は正しく評価されて課税も正しく、その上で税金が正しく使われるようになってほしいですね。

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