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10年で20倍!アニサキスにご用心

2017/05/26

最近インターネット上の「アニサキス」に関する記事をよく見かけます。アニサキスとは生の魚介類についている寄生虫のこと。これが人間の体に入り込むと「激しい腹痛や嘔吐」に襲われます。

厚生労働省の発表ではアニサキスによる食中毒の報告件数は2006年に6件だったのに対し、2016年には124件。なんと10年間で20倍以上にもなっており、魚の生食にはじゅうぶん注意するよう促しています。

実は日本近海の魚介類150種以上からアニサキスが検出されているそうです。「サバ」や「イカ」など報告例の多いものもあれば報告例がない魚もあるでしょうけれど、どんな魚でも生で食べたらアニサキス被害に遭う可能性が「なくはない」と言っていいのではないでしょうか。

のたうちまわるほど痛い

実は筆者、このアニサキス被害を経験しています。ちなみに原因は「しめサバ」でした。アニサキスは「70度以上で加熱調理するかマイナス20度で24時間以上冷凍」しないと死なないため「酢」でしめてもダメなのです。

人によってはあまり痛くないケースもあるそうですが、筆者は「のたうちまわる」ほど痛かったので、泣きべそをかきながら、そしてうめき声をあげながらひと晩過ごしました。

痛みの原因は「アニサキスが胃壁に食いついている」などと言われます。でも実際のところはこのアニサキス自体がアレルゲンとなって引き起こされるアレルギー反応だそうです。

ただ実際に経験してみると「原因なんてどうでもいい痛さ」です。「食中毒」と聞くと「下痢」を連想すると思いますが、アニサキスは「激しい胃の痛み」です。筆者の場合、嘔吐はわずかでした。

胃酸で死なない、薬も効かない

胃薬は効きません。またアニサキスは「胃酸」では死にません。放っておくと5日間ぐらいで死ぬらしいですが、こんな激痛には1日だって耐えられませんから病院へ行きます。アニサキスは「内視鏡で取り除く」のです。

ひと晩うめきながら、なんとかしのいで翌朝病院に駆け込みました。「もしや」と思ったので「昨夜しめサバを食べました」と先生に告げたら「ああ、しめサバね…」といってすぐ内視鏡検査の準備をしてくれました。

あとは麻酔で夢の中。痛みで一睡もできていないので爆睡です。ぼんやり目覚めたら先生が「いましたよ。取ったの持ち帰ります?」と「敵」をホルマリン漬けにした小瓶をくれたので、記念?に持って帰りました。その瓶は今も家にあります。内視鏡検査・アニサキス除去の費用は1万円ぐらいだったと記憶しています。

生魚を食べた&激しい胃痛ならアニサキスを疑え

胃薬が効かないような胃の痛みに襲われたらとにかく病院へ行きましょう。そして痛む前に魚を食べたなら、必ず医師にそのことを告げましょう。

できれば事前に病院へ電話をして「アニサキスかも知れないが、内視鏡で取ってくれるか」を聞いた方がいいです。時間をかけていられないほど痛いですから。

アニサキス対策に関する記事を読んでいると「加熱・冷凍」のほか「よく噛むこと」と書いてあるものも見かけますが、個人的にはほとんど意味がないと思います。絶対に避けたいなら「生の魚は食べない」ことです。

滅多にないことなので、ちゃんとしてお店で買ったものであれば必要以上に怖がる必要はありませんが、魚を刺身など生で食べる以上「運」と言いますか「なる人はなる」のです。いい例が筆者です。あれだけ痛い経験をしても「2回目」があったからです。

2回目の原因は「ヤリイカ」でした。ということで、またひと晩のたうちまわってから1回目と同じ病院へ。「昨夜ヤリイカを食べました」と告げた時、先生が「ヤリイカ」と書き加えたカルテの上の方には、前回の「しめサバ」という文字がはっきり見えました。

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