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給食の材料費、弁当の材料費

2017/10/06

ちょっと前に、神奈川県の大磯町立中学校で「給食がたくさん食べ残されている」ことが話題になりました。

「冷たい」「まずい」といった味への不満だけでなく「異物が混入している」こともあったそうで、食べ盛りの子どもたちから楽しみを奪うのはかわいそうだという声が挙がり、町では製造業者の変更も含めて見直しに入っているそうです。

筆者の中学校は給食ではなくお弁当でした。母親には「中学校も給食だったらどんなに楽だったか」と言われたことが何回もあります。

筆者の子どもが通う小学校は完全給食ですので妻は普段お弁当を作ることはありませんが、ごくたまにある「お弁当の日」を月の予定表カレンダーに見つけると妻は必ず「げっ!」と声に出します(笑)。お弁当って大変だし、給食ってありがたいですよね。

給食っていくらするの?

給食は、当然タダではありません。文部科学省が毎年発表している「学校給食費調査」の2017年版によると、平成27年5月1日現在の給食費月額平均は

  • 小学校低学年…4,286円(給食回数190回)
  • 小学校中学年…4,306円(給食回数190回)
  • 小学校高学年…4,310円(給食回数190回)
  • 中学校…4,921円(給食回数187回)

となっています。この数字について資料には「この調査における学校給食費月額とは、保護者の年間負担額の平均月額(年間負担額を11カ月で除した額)である」とあります。8月はまるまる夏休みなので、年間負担額を11で割ったものを月額としているのでしょうか。

その月額から、給食1食あたりの値段を計算してみましょう。1食あたりの値段は「年間負担額÷給食回数」ということになりますから「平均月額×11カ月÷給食回数」ですね。これに先ほどの「中学校」の数字を当てはめてみると「4,921×11÷187=約289円」になります。

給食費は材料費だけ?

ただしこの約289円は給食1食あたりの値段すべてであるかというと、そうではありません。各自治体によって違いますが、実は給食費として保護者が払っているのは「だいたい材料費ぐらい」で、その他にかかる調理師さんの人件費や燃料費、調理器具代や食器代等は税金でカバーしています。

給食の材料費は約289円…それに比べて自分が中学の時に母親が作ってくれた弁当の材料費はどうだったでしょう?弁当中身を思い浮かべて推測すると…良くて200円ぐらいだったんじゃないかなあ、という印象です。

ただし、たまに「“衝撃の手抜き弁当”だったことがある」という経験は筆者だけではないでしょう。

ある日、弁当箱を開けた瞬間、目に飛び込んできたのは「白いご飯の横に、おでんのバクダン(ゆでたまごを魚のすり身で包み揚げたもの)がひとつだけドーンと置かれていた」ことがあります。材料費はきっと60円ぐらいです。

「な、何かの間違いでは?」と目を疑って思わずいったんフタを閉じました。もう一度フタを開けてこれが現実だとわかったあとは、こそこそ隠しながら大急ぎで胃の中に入れました。母親はああいう手抜き弁当によって家計だけでなく「やる気」もやりくりしていたんでしょうね(笑)。

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