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交通量が多くても、お店は流行らない?

2017/11/02

ある経済誌で「サイゼリヤや丸亀製麺は、反対車線から右折でも入りやすいように『ゼブラゾーン』のある場所に出店している」という記事を読みました。

「ゼブラゾーン(導流帯)」とは道路の中央に描かれている「シマシマ模様」のところ。右折で店舗に入ろうとする際、このゼブラゾーンで待っていれば後続のクルマの流れを止めることがないため、運転が得意ではない人にも安心して来てもらえるという狙いがあるそうです。

ちなみに地方の小都市に住む筆者の自宅から最寄りのサイゼリヤは片側2車線の国道沿い。でも店舗正面はゼブラゾーンではありません。

一方、最寄りの丸亀製麺があるのは別の国道。こちらも店舗の前にゼブラゾーンはありません。サイゼリヤも丸亀製麺も超人気店で全国に数えきれないくらいの店舗がありますから、さすがにすべての店舗をゼブラゾーンのあるところに出すというわけにはいかないのでしょう。

どちらの国道も長い直線が続く場所なのでスピードを出しているクルマが多く、しかも片側2車線。地元の人が反対側車線から入ることはほぼありません。お店をたまたま見つけたとか、カーナビの指示に従ったら反対車線だったという人は、やむを得ず右折のタイミングを待つか、嫌ならその店をあきらめることになりますね。

「交差点」もあまり良くない?

「ロードサイド店の立地」について別の資料を読んだ時、意外に思ったのは「大きい交差点の近くはあまりよくない」ということでした。

例えば交差点の角地にお店があったとしたら「2つの道路に面している」ことになるので「集客力は抜群」だと思ったのですが「信号が赤だと出入り口がふさがってしまう」とか「信号が青でスムーズに流れている時はスピードを落としにくいから入りにくい」「信号が青だとみんな飛ばしているから出にくい」というデメリットがあるんだそうです。

筆者が生まれ育ったのも大きな国道沿いでしたが、いろんなチェーン店が出来ては閉店することを繰り返し「何をやってもあまり繁盛しない道」でした。「これだけクルマが通るのに、なんで流行らないんだろう」とずっと思っていました。

でもよくよく考えるとそのあたりは「5km以上ほぼ直線が続く」「片側2車線」「ゼブラゾーンは1カ所もなし」「右折専用レーンのある交差点は1カ所だけ」という「ドライバーにもお店に優しくない道路」なのです。

不動産評価の世界では「どの道路に面しているか」で土地の価値が決まる評価法もありますが、同じ道路でもお客さんが入りやすい場所、入りにくい場所があるわけです。お店の地代や家賃はどんな風に決まっているのか、興味深いですね。

そういえば「何をやっても流行らない」はずの地元の道で、唯一「行列のできる店が固まっているエリア」があります。お店はすべて「ラーメン屋」さんです。

遠方から来る人が多いので反対車線から入ろうとしているクルマも多いのですが、交差点も近くにあってとても入りにくい場所。でも週末は必ず行列ができています。立地の悪さも吹き飛ばすラーメン人気、恐るべしです。

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