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あなたの町にも?減りゆく「町中華」。

2017/12/01

みなさんは「町中華」という言葉をご存知でしょうか?この言葉が著作のタイトルとして登場したのが2016年に出版された「町中華とはなんだ(立東舎)」という本でした。

その中で町中華の特徴として挙げられているのは「昭和以前から営業」「1,000円以内で満腹」「ラーメン専門店でもないし本格中華でもない」「麺類、ご飯もの、定食、カレーやカツ丼もあったりする」など。みなさんの町にもこんな中華屋さんがあるのではないでしょうか。

独り暮らしの時にはこういう店を毎日のように利用していましたし、現在暮らしている町でも昼休みにこの手のお店でラーメンやチャーハンを食べています。また休日には焼きそばや餃子を食べながらビールを飲むのが大好きです。

わが町中華の特徴

幸せなことに筆者の自宅や勤め先の近所にはまだたくさんこういう店が残っています。上に挙げられた特徴の他に「赤いカウンター」「ビールメーカーの名が入った小さなコップ・栓抜き」「昭和40年代ぐらいのテーブル・イス」があると言うことなしです。ほか筆者が通う町中華の特徴としては

  • 店名が「○○飯店」ではなく「○○軒」「○○食堂」または単に「○○」
  • ラーメンは安いが他はそうでもない
  • 大盛りの割増料金がけっこう高い
  • 店主が出前に行っても、実は奥さんも作れる
  • 客の平均年齢がかなり高い
  • おまけで漬物やコーヒーが出てくる

などがあります(個人の感想を含む)。小さな町なのにざっと数えただけでも半径1キロ圏内に10数店舗。古くから同じ町で営業を続けてきたにも関わらず、その味にはまったくといっていいほど共通点がなく、その店独特の香りや味わいがあります。

唯一無二のオムライス

あるお店ではオムライスを頼んだことがあります。さすがの手さばきで見事に出来上がってきたのは「ふわとろ」ではない昔ながらのオムライス。いいですねえ、さっそくスプーンで一口分取ってみると…。

なぜか中身はケチャップライスではなく、薄味の炒飯のような感じ。具には小さく切られたロースハム、ニンジンのほか、この歯ごたえは…まさかのタケノコでした。

一瞬浮かび上がった「ご主人、想像で作ってないか?」という憶測は不思議な味と一緒に飲み込んで、口直しに焼きそばを注文。こちらも味がとても濃くてビールがやたら進みました(笑)。

でも行きたくなる。でも…。

「味は二の次」と言っては失礼ですが、町中華では「第一に雰囲気」を求める方は多いと思います。

病院帰りだというおばあさんがギトギトの炒め物を食べていたり、入り口側にテレビがあるためガラッと入ると客全員がこっちを向いて座っていたり、人気メニューなのに材料をしょっちゅう切らしていたり。

そんな雰囲気も大好きだし、財布の中身が乏しい時に何度も助けられた町の中華屋さん。でもその多くには残念な共通点があります。

それは「後継者がいない」こと。このままではどの店も当代限りで閉店してしまうかも知れません。だからこそ、今後も町中華へできるだけ数多く通いたいと思っています。

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